第140章 彼を探しに行く

二時間後、飛行機は西京市の空港に着陸した。

来る前に藤井一輝がホテルを押さえており、二人は空港を出るとそのままチェックインへ向かった。

医薬品局の局長二人との約束は夜だ。

南雲玲奈は少し体調が優れず、昼間は無理をせずホテルで休むことにした。夜に備えて、少しでもコンディションを整えるために。

藤井一輝は彼女を部屋に落ち着かせると、支社へ顔を出しに行った。

午後、戻ってきた彼は真っ先に玲奈のところへ来て、覗き込むように訊ねる。

「具合どう? 少しは良くなった?」

南雲玲奈は頷いた。

「うん、だいぶ。寝たら、ちょっと元気出た」

そう口では言ったものの、実際は良くなっていなかった。...

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